山本理顕展コミュニティーと建築

横須賀美術館を設計した建築家・山本理顕（1945〜）の50年にわたる設計活動を、およそ60点の模型や図面、スケッチ、ドローイングを通して紹介する過去最大規模の展覧会。初期の個人向けの住宅から、集合住宅、学校、消防署、美術館などの公共施設にいたるまで、山本理顕の建築には、人々の意識を地域社会に向けさせ、コミュニティを豊かにする仕掛けが盛り込まれている。2024年には、建築界で最も栄誉あるプリツカー賞を受賞した。今展では、山本理顕がはじめて手がけた美術館建築の、館内でも最も特徴的な地下階の展示ギャラリーを会場としており、建築家自身による空間構成を体験することができる。