小林正和とその時代—ファイバー・アート、その向こうへ

岡山市 岡山県立美術館 TEL.086-225-4800

開催期間:2024年4月19日(金)~5月26日(日)

1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場した。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず金属や鉱物などさまざまな素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアート(繊維造型)と呼ばれ世界へと波及。日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944〜2004)は、京都に生まれ、1970年代後半から2000年代にかけて、ファイバーアートの第一人者として国内外で活躍、1995年からは岡山県立大学で後身の指導にあたった。小林の初回顧展となる今展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介し、日本のファイバーアートの展開を概観する。

京都国立近代美術館 2024年1月6日(土)〜3月10日(日)(終了)