奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544
開催期間:2018年5月25日(金)~7月1日(日)

墨の濃淡やぼかしを駆使し、移ろう大気や光、人や動物が発する声や音、そこに宿る精神性といった見えないものまで表現できる水墨画は、中国・唐代に成立し、鎌倉時代の日本に伝わって室町時代を代表する絵画となった。大和文華館には、南北朝時代の可翁、愚谿に代表される初期水墨画に始まり、室町時代の周文、文清、狩野元信、雪村、江戸時代の尾形光琳、伊藤若冲、円山応挙、浦上玉堂など、水墨画壇を彩る画家たちの作品が所蔵されている。今展では7件の雪村作品を一挙公開するのをはじめ、重要文化財8件を含む館蔵水墨画の名品38件を展示する。
大和文華館の日本漆工—特別出陳:酒井抱一下絵・原羊遊斎作蒔絵作品— 2018年7月6日(金)〜8月19日(日)