吟遊詩人の世界みんぱく創設50周年記念

吹田市 国立民族学博物館 TEL.06-6876-2151

開催期間:2024年9月19日(水)~12月10日(火)

国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館した。その創設50周年を記念する展覧会。
各地を広範に移動し、詩歌を歌い語る「吟遊詩人」は、王侯貴族の系譜の語り部、戦場で兵士を鼓舞する楽師、権力者を揶揄する批評家、道化師、庶民の代弁者、ニュースを伝えるメディア、門付け芸人など古くから存在し、ときには畏怖の対象とされ、ときには社会の縁に追いやられてきた。今展では、エチオピア高原、タール砂漠(インド)、ネパール、日本の瞽女(ごぜ)、モンゴル高原など、8つのフィールドの吟遊詩人の諸相と地域社会を紹介。さらにポピュラー音楽との関わりや、これまでの研究者のまなざしを写真や動画などの映像音響資料を通して解説する。