丹波篠山市 兵庫陶芸美術館 TEL.079-597-3961
開催期間:2025年6月7日(土)~8月24日(日)

江戸後期に創始し珉平焼の流れを汲む、淡路の賀集三平や淡陶社、白磁の細工物に優品の多い出石の盈進社、鮮やかな色絵製品の姫路の永世舎などの輸出陶磁を焼いた兵庫県内産地の製品を紹介。あわせて美術工芸品を輸出の重要品目として掲げた明治政府が編纂した、輸出工芸品の図案集『温知図録』に掲載の県内産地図案も取りあげる。また神戸では、国際貿易港である神戸港に近い利点を生かし、素地を他産地から取り寄せ、絵付けのみを行う製造者や販売店が創業し、当時人気が高かった九谷赤絵や薩摩焼なとに倣った絵付製品が焼かれた。豪華な色絵金彩が施された未だ謎の多い神戸絵付もまとめて紹介する。
MINGEI ALIVE—いま、生きている民藝 2025年9月6日(土)〜11月24日(月・振休)