創立100周年記念　知の大冒険—東洋文庫名品の煌めき—

東洋文庫は、三菱第三代社長・岩崎久彌（1865〜1955）が1924年に設立した東洋学分野の日本最古、アジア最大級の研究図書館で、世界五大東洋学研究図書館のひとつ。その所蔵品は、国宝5点、重要文化財7点を含む書物や地図、絵画など約100万件に及ぶ。設立当初から書物の収集や研究だけでなく、普及の使命を掲げており、2011年のミュージアム開館以来、東洋学にまつわる多様なテーマで38回にわたる企画展を開催してきた。今展では、所蔵するさまざまな資料により、時空を超えたアジア世界の面白さと豊かさをあらためて体験させる。