伝説の洋画家たち　二科100年展

1914年、文部省美術展覧会（文展）の鑑査に不満を抱いた有島生馬、石井柏亭、山下新太郎らが独立して「二科会」を設立。在野の公募展を立ち上げて第1回展を開いた。戦時中の一時期を除いて、毎年継続されてきた二科展が今年100回という節目を迎えるのを機に100年の歩みを振り返る。
今展では、とくに「第1章　草創期　1914-1919年　第1-6回展」、「第2章　揺籃期　1920-1933年　第7-20回展」に見られるとおり、20回までの全ての回ごとに、二科賞受賞作を含む複数の作品を、国内の美術館博物館はもとより個人を含むさまざまな所蔵先から幅広く集めて見応えがある。作品総数122点に加え、展覧会目録、絵はがき、ポスターなどの資料も展示する。