仏法東漸—仏教の典籍と美術—第100回大蔵会記念

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2015年7月29日(水)~9月6日(日)

「大蔵会(だいぞうえ)」とは、仏教に関する典籍の展観を中心とした仏教行事で、京都では1915(大正4)年、大正天皇の即位式を記念して始まって以来、毎年開催され、今年は100回目を迎える。これを記念し、平成知新館1階の5部屋を会場に、国宝12点、重要文化財34点を含む約100点を展示。第1部「釈尊の教え」では、仏教経典の総集であり、「仏法東漸(ぶっぽうとうぜん)=仏の教えがインドから中国、朝鮮半島を経て日本に伝わり、重んじられたこと」の証といえる「大蔵経(一切経)」について展示。第2部「教えのひろがり」では、真言宗、天台宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗を中心に、日本の仏教各宗派の宗祖に関連する書跡、それぞれの特徴的な絵画や工芸品をあわせて紹介。日本仏教の歴史を通史的、かつ立体的に見ることのできる貴重な機会となっている。