レスコヴィッチコレクションの摺物—パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭—

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2024年7月9日(火)~9月1日(日)

江戸時代に販売用ではなく特別な注文によって浮世絵師によって描かれた「摺物(すりもの)」は、金銀や雲母を使った豪華なもの、彫摺に手間をかけたもの、特殊なテーマのもの、注文者の私的な事情や趣向がうかがえるものなど、さまざまな魅力を有している。しかも数十、数百部しか作られなかったため伝存するものが少ない。今展では、パリ在住のジョルジュ・レスコヴィッチ氏の数百点に及ぶ摺物コレクションから、全盛期ともいえる19世紀前半の摺物269点を選び、前後期に分けて展観する。