モダンデザインが結ぶ暮らしの夢生活デザインの原点をめぐる5つの可能性

高崎市 高崎市美術館 TEL.027-324-6125

開催期間:2019年2月2日(土)~3月31日(日)

ドイツ人の建築家ブルーノ・タウト(1880〜1938)は1933年に来日し、翌年、高崎の実業家・井上房一郎(1898〜1993)の招きで高崎に移り、約2年間少林山達磨寺洗心亭で暮らしながら、竹、和紙、漆器など日本の素材を活かした家具工芸を制作。1919年、帝国ホテル建設のため、フランク・ロイド・ライト(1867〜1959)とともに来日したアントニン・レーモンド(1888〜1976)は、1933年、井上が手がけ、タウトデザインの家具を販売していた軽井沢の家具工芸店「ミラテス」で、井上、タウトと出会う。井上は、レーモンドが麻布笄町に建築した自宅・事務所を参考に、1952年に自邸を新築。この建物は、高崎市美術館の敷地内に現存、公開されている。さらに、タウトの指導を受けた剣持勇(1912〜71)、レーモンド門下のジョージ・ナカシマ(1905〜90)、レーモンドや剣持と交流したイサム・ノグチ(1904〜88)らの作品を通して、生活デザインの原点に迫る。

東北歴史博物館 2019年7月13日(土)〜9月1日(日)
パナソニック汐留ミュージアム 2020年1月11日(土)〜3月22日(日)