メタルアートの巨人—津田信夫

千葉市 千葉県立美術館 TEL.043-242-8311

開催期間:2016年10月25日(火)~2017年1月15日(日)

佐倉市出身の金工作家・津田信夫(1875〜1946)は、東京美術学校で後進の指導にあたる一方、東京美術学校が「依嘱制作」を請け負った日比谷公園噴水、日本橋橋上の麒麟と獅子像、国会議事堂正面扉など、近代日本を代表するさまざまな鋳造物に携わり、工房の親方の役割を果たした。1925年のパリ万国博覧会(アール・デコ博覧会)では、日本を代表して国際審査員を務めている。今展では、津田の初期から晩年までの金工作品に、陶器などを加えた約90点を展示。依嘱制作事業の詳細に関するコーナーを設け、メタルアートの巨人の生涯とその業績を紹介する。