ムルロ工房と20世紀の巨匠たちパリが愛したリトグラフ

三浦郡葉山町 神奈川県立近代美術館 葉山 TEL.046-875-2800

開催期間:2015年5月24日(日)~7月20日(月・祝)

ジョルジュ・ブラック「ブラック版画作品展(1953年)」ポスター(『ムルロ工房制作 展覧会ポスターアルバム』第1集)、1955年刊、サントリーポスターコレクション(大阪新美術館建設準備室寄託)

パリの一角でシャンパンのラベルや広告を制作する印刷所として出発したフェルナン・ムルロ(1895〜1988)とその兄によるムルロ工房は、1930年にルーヴル美術館で開催された「ドラクロワ回顧展」のポスターが注目を集めたことをきっかけに芸術的リトグラフ工房へと発展。1930年代にはマティスが、第二次大戦後にはピカソ、シャガール、ミロ、コクトーらが工房を訪れ、職人との協同作業によって、リトグラフの創造の可能性を追求した。リトグラフによる作品、雑誌・書籍・カタログ、ポスター、プレス機など約300点の作品と資料を紹介する。

島根県立美術館 2015年7月29日(水)〜9月10日(木)
北九州市立美術館 分館 2015年9月19日(土)〜11月3日(火・祝)