ミヒャエル・ボレマンス＋マーク・マンダース｜ダブル・サイレンス　

ベルギーの画家で近年は映像作品も制作しているミヒャエル・ボレマンス（1963〜）と、オランダ生まれでベルギー在住の彫刻家マーク・マンダース（1968〜）。ともにヨーロッパの芸術の歴史を素地にしたユニークな表現で知られる二人が、初めて二人だけの作品で空間構成を行う展覧会。1986年に「建物としてのセルフ・ポートレイト」というコンセプトを得て以来、作品のすべてが大きな自画像を構成しているマンダースの作品が生み出す空間と、ボレマンスの絵画と映像、さらにSANAAが設計した金沢21世紀美術館の建築空間がどのように対話をするかが見どころの一つとなっている。