ボルドー展—美と陶酔の都へ—

台東区 国立西洋美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年6月23日(火)~9月23日(水・祝)

ウジェーヌ・ドラクロワ 《ライオン狩り》 1854-55年 175×360cm ボルドー美術館 
©Musée des Beaux-Arts - Mairie de Bordeaux. Cliché L. Gauthier

古代ローマ以来の伝統を誇るワインの生産と海洋貿易がもたらした富を背景に、18世紀にはパリに先立って都市整備が進められ、独自の都市文化が花開いたフランス南西部の港町ボルドー。ボルドー市の全面的な協力のもとに、先史時代から現代にいたるまで数万年におよぶスケールで、ボルドーとその地域の文化と美術の展開を紹介する。
1855年のパリ万博のために政府の注文で制作され、終了後ボルドー美術館に送られたが、1870年の美術館の火災で大きな損傷を受けたウジェーヌ・ドラクロワの大作《ライオン狩り》をはじめ、地域にゆかりの数々の絵画や彫刻、旧石器時代から古代ローマ時代の貴重な考古・歴史資料、市民生活を彩った装飾芸術品など、約200点の多様な作品・資料を展観。