ブラジル先住民の椅子野生動物と想像力

港区 東京都庭園美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2018年6月30日(土)~9月17日(月・祝)

ブラジル・サンパウロに拠点を持つ美術・建築関連の出版社ベイ社は、20年以上をかけて、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人々が、自然のさまざまなモチーフを用いて制作した一木造りの椅子を収集してきた。今展は、350点を超えるベイ・コレクションから選りすぐられた92点をブラジル国外で公開する世界初の展観。儀式や祭礼に際して用いられた「A. 座る機能に徹した伝統的な椅子」から、「B. 実用のかたちに、鳥、サル、エイなどの動物形態を組み込んだ椅子」へ、さらに「C. 座る機能よりも、ジャガー、バク、アリクイ、サルといった野生動物の造形化を優先させた芸術表現の椅子」へと変容してきた様子を紹介する。東京展の会場構成は建築家・伊東豊雄(1941〜)が手がけている。

埼玉県立近代美術館 2019年4月6日(土)〜5月19日(日)