トーマス・ルフ展

アナログからデジタルへと変化を遂げてきた中で、新たな写真表現の可能性を探究し続けているドイツの写真家トーマス・ルフ（1958〜）の日本の美術館では初の大規模な個展。初期の『Interieurs（室内）』（1979〜1983）、評価を高めた巨大な『Porträts（ポートレート）』（1986〜1988）から、日本の写真資料を引用した世界初公開となる最新作『press＋＋』（2015〜2016）まで、18シリーズ約125点（金沢会場では約160点）による構成。
所蔵作品展「MOMATコレクション」では、ルフがデュッセルドルフ芸術アカデミーで学んだベルント＆ヒラ・ベッヒャー夫妻や、夫妻に学んだ「ベッヒャー派」といわれるアンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルートの作品を特集展示する。