ソール・ライターの原点 ニューヨークの色

渋谷区 ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)  TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年7月8日(土)~8月23日(水)

2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され、話題を呼んだ写真家ソール・ライター(1923〜2013)。1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58歳で自らのスタジオを閉鎖し、商業写真から身を引いたライターが再び脚光を浴びる契機となったのは、2006年にドイツのシュタイデル社から刊行された初の写真集だった。「カラー写真のパイオニア」と称され89歳でこの世を去ったライターの住居でありアトリエでもあったニューヨークのイースト・ヴィレッジのアパートには、膨大な作品が未整理のまま残されており、2014年に創設されたソール・ライター財団がアーカイブのデータベース化に取り組んでいる。今展では、この膨大な作品から、新たに発掘された作品による大規模なカラースライド・プロジェクション、未公開のモノクロ写真、絵画など最新作品群を含む400点以上の作品を展観し、これまで紹介されていなかった知られざるソール・ライターの素顔と、世界中を驚かせ続ける色彩感覚の源泉に迫る。