アートのための場所づくり1970年代から90年代の群馬におけるアートスペース

20世紀後半を通して多種多様な展覧会やイベントを開催し、作家や文化人が分野を超えて集い交流する場となった〈煥乎堂（かんこどう）ギャラリィ〉を中心に、作家主体で運営された1970年代の〈ぐんまアートセンター〉、長屋を会場として80年代に始まり現在も活動を続ける〈コンセプトスペース〉、場所と運営メンバーを更新しながら80年代〜2000年代頃まで活動した〈アートハウス〉、白川昌生らによる「場所・群馬」の活動拠点となると同時に積極的に海外作家を招聘した〈北関東造形美術館〉など、群馬県内の5つのアートスペースをとりあげ、それぞれのスペースの特質や県内アートシーンに果たした役割を顕彰する。