やまと絵—受け継がれる王朝の美—

台東区 東京国立博物館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年10月11日(水)~12月3日(日)

平安時代前期に成立したやまと絵は、中国に由来する唐絵(からえ)や漢画の理念や技法との交渉を繰り返しながら、独自の発展を遂げてきた。今展では、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選して紹介。平安時代末に制作された国宝の四大絵巻《源氏物語絵巻》《信貴山縁起絵巻》《伴大納言絵巻》《鳥獣戯画》が集結するのをはじめ、やまと絵の美意識を支えた同時代の書跡や工芸作品も交え、総件数約240件(内、7割超が国宝、重要文化財)を主に4期に分けて展示替えを行いながら展観する。