もてなす美能と茶のつどい

住友家歴代の当主たちは、教養として能楽や茶の湯などをたしなむとともに、自ら能や茶の会を主催し客人をもてなすことで、さまざまな交流関係を築いてきた。今展では、十五代当主の住友吉左衞門友純（ともいと、号・春翠（しゅんすい）、1864〜1926）が、能の師である能楽師・大西亮太郎（1866〜1931）の寄与により収集した能面や能装束、楽器類を中心に、茶会で用いられた道具もあわせて紹介。もてなしの心と美意識に触れる。