ほほえみの御仏(みほとけ)—二つの半跏思惟像—日韓国交正常化50周年記念

台東区 東京国立博物館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年6月21日(火)~7月10日(日)

椅子に座って片脚を踏み下げ、もう一方の脚を膝の上に組み、指先を頰に近づけ上体をやや前かがみにして思案する半跏思惟(はんかしゆい)像は、今から約2000年前のインド・ガンダーラに作例があり、やがて古代の中国、朝鮮半島、そして日本へと伝わった。今展では、奈良県・中宮寺門跡に伝わる国宝《半跏思惟像》(飛鳥時代・7世紀、木造)と、韓国国立中央博物館が所蔵する国宝78号《半跏思惟像》(三国時代・6世紀、金銅製)が、初めて両国の国立博物館で一緒に展示される。本館特別5室での開催で、会期中は無休。【公式サイト】。韓国国立中央博物館では特別展「韓日国宝半跏思惟像の出会い」(2016年5月24日〜6月12日)として開催された。