だまし絵Ⅱ

2009年に東京、名古屋、神戸で開催され、75万人を超える来場者を迎えた「だまし絵」展の続編。今展では、プロローグで16世紀のアルチンボルドなどだまし絵の古典を紹介した後、進化を見せる現代美術の展開を「トロンプルイユ」「シャドウ、シルエット＆ミラー・イメージ」「オプ・イリュージョン」「アナモルフォーズ・メタモルフォーズ」という4つのテーマに沿って展示する。
パトリック・ヒューズの新作《広重とヒューズ》は、鑑賞者が左右に動くと屏風を思わせるパネルがゆらゆらと動き出す、実際に体験しなければわからない作品だ。展覧会カタログの表紙にも「だまし絵」が仕込まれている。