『窓ぎわのトットちゃん』展トットちゃん広場5周年

ちひろ美術館館長・黒柳徹子（1933〜）の自伝的物語で、黒柳が自ら選んだいわさきちひろ（1918〜1974）の絵を挿絵に用いた『窓ぎわのトットちゃん』（1981年、講談社）は、戦後最大のベストセラーとなり、全世界で累計2371万部が発行され、今も読み継がれている。黒柳が通った、戦時下にもかかわらず小林宗作校長のもと、ひとりひとりの個性と可能性を大切にする教育が行われていたトモエ学園の精神を未来につなぐ「トットちゃん広場」（松川村村営）のオープン5周年と『窓ぎわのトットちゃん』の刊行40周年を記念する展覧会。ちひろの絵に加え、当時の写真や資料も交えながら、同書のエピソードやトモエ学園で行われていたユニークな教育について紹介する。