『月映』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎—木版画にいのちを刻んだ青春

和歌山市 和歌山県立近代美術館 TEL.073-436-8690

開催期間:2015年1月17日(土)~3月1日(日)

1914年9月、3人の美術学生、和歌山市出身の田中恭吉(1892〜1915)とその盟友、藤森静雄(1891〜1943)、恩地孝四郎(1891〜1955)のそれぞれが刻んだ木版画と詩をまとめた私家版の同人誌『月映(つくはえ)』が誕生した。その後、雑誌『白樺』を刊行していた洛陽堂から約200部ずつ公刊されるが、田中の病死により1915年11月の第7号で終わる。
刊行100年を記念する今展では、和歌山県立近代美術館の所蔵品を中心に全国から作品約330点を集め、その全貌を紹介。公刊された『月映』から全点を展示するのはもとより、貴重な私家版や関連作品も展示する。(2月9日(月)に一部作品の展示替えを行なう。)

愛知県美術館 2015年4月17日(金)〜5月31日(日)
東京ステーションギャラリー 2015年9月19日(土)〜11月3日(火・祝)