M式「海の幸」森村泰昌|ワタシガタリの神話ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌

中央区 アーティゾン美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月・祝)

公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館は、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」を毎年1回の予定で開催。このシリーズ第2回に古今東西の絵画や写真に表された人物やモティーフに変装し、独自の解釈を加えて再現する作品を制作してきた森村泰昌(1951〜)を迎える。森村は、これまでに石橋財団が所蔵する青木繁《自画像》(1903年)、同《海の幸》(1904年)に関連する作品を制作しているが、今展を機に改めて《海の幸》と本格的に向き合い、同作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として10点の作品シリーズへと展開させた。85人もの人物に変装した作品制作の構想スケッチ、参考とした資料、制作風景の映像なども惜しみなく公開されているのが興味深い。