Connections—海を越える憧れ、日本とフランスの150年

足柄下郡箱根町 ポーラ美術館 TEL.0460-84-2111

開催期間:2020年11月14日(土)~2021年4月4日(日)

19世紀後半から20世紀にかけての150年間における日本とフランスの「美の往還」をたどる展覧会。ジャポニスムは、クロード・モネ(1840〜1926)やフィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)をはじめとする画家たちの創作のインスピレーションの源となり、一方で、黒田清輝(1866〜1924)をはじめとする日本人画学生が留学先のフランスで学んだ美術はその後の近代日本美術の礎となっていった。ポーラ美術館のコレクション約80点に、国内外から約50点を借用しての構成。黒田清輝の代表作《野辺》(1907年)に影響を与えたと指摘されている師ラファエル・コラン(1850〜1916)の《眠り》(1892年)の所在が120年ぶりに明らかになり、今展で初来日・公開され、黒田の作品との邂逅を果たす。また、森村泰昌(1951〜)、山口晃(1969〜)の作品や、フランス人の日本滞在記に想を得た荒木悠(1985〜)の映像作品なども展示する。