3.11とアーティスト:10年目の想像

水戸市 水戸芸術館現代美術ギャラリー TEL.029-227-8111

開催期間:2021年2月20日(土)~5月9日(日)

2011年3月11日の東日本大震災で罹災し、臨時の避難所となった水戸芸術館では、2012年、震災を受けてアーティストが行ったさまざまな活動を紹介する「3.11とアーティスト:進行形の記録」を開催した。10年目を迎えて開く今展では、「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、当時幼かった世代や「過去」としつつある私たち、そして後世へと語り継ごうとする作品群を紹介する。出品作家は、原発事故以降、立入禁止区域となっている境界線の風景を描く加茂昂(かも・あきら、1982〜)、津波に襲われた陸前高田市に取材した映像作家の小森はるか(1989〜)と画家で作家の瀬尾夏美(1988〜)、原発事故を受けた町の人々の会話を再現する高嶺格(たかみね・ただす、1968〜)ら7名/組。鑑賞者から『10年目の手記』も募集・公開する。