2020年のさざえ堂—現代の螺旋と100枚の絵

太田市 太田市美術館・図書館 TEL.0276-55-3036

開催期間:2020年2月6日(木)~4月13日(月)(会期変更)

「さざえ堂」とは、三層構造の空間に計100カ所の観音霊場(秩父・坂東・西国)の観音像100体を安置し、簡略化した「百観音巡礼」を実現する建築物で、内部が一方通行で上りと下りが合流しないさざえのような「螺旋」状の回廊式の構造になっている。太田市には、1798(寛政10)年に建立された「曹源寺さざえ堂」が現存し、2017年に開館した太田市美術館・図書館(設計:平田晃久)も同じ三層構造からなる。今展は、2018年に曹源寺さざえ堂が国の重要文化財に指定されたのを機に、音楽家・アーティストの蓮沼執太(1983〜)、日本画家・三瀬夏之介(1973〜)、アーティスト持田敦子(1989〜)の3名が異なる表現手法によって「さざえ堂」「螺旋」にアプローチしつつ、画家・高橋大輔(1980〜)が「百観音巡礼」にならい、計100枚の絵画を各フロアに展示する。