髙取家コレクション

髙取家コレクションは、1987年、2007年、2020年の3度にわたって髙取家から九州陶磁文化館に寄贈された唐津の「旧髙取邸」の陶磁器で、茶陶から食器、調度品まで総数1189件、3428点に及ぶ。「旧髙取邸」は、炭鉱経営で成功した髙取伊好（たかとり・これよし、1850〜1927）が1905年、玄界灘を望む唐津城本丸西南の敷地に建てた近代和風建築で、1996年に髙取家から唐津市へ寄贈され、1998年に国の重要文化財に指定、一般公開されている。今展では、唐津や有田、鍋島などの肥前陶磁を中心に、京焼、中国、朝鮮、ヨーロッパなど約180点を紹介。