阿部芳太郎展宮沢賢治『春と修羅』外箱装丁の画家

花巻市 萬鉄五郎記念美術館 TEL.0198-42-4402

開催期間:2019年12月7日(土)~2020年2月24日(月・振休)

花巻の詩人・宮沢賢治(1896〜1933)のデビュー作となる詩集『春と修羅』(1924年)の外箱装丁に携わり、さらに賢治が推進した農民劇の背景画を担当した画家として知られる阿部芳太郎(1892〜1946)の画業を紹介する56年ぶりの遺作展。花巻市内で看板業と紙函製造業を営みながら、大正期を通して岩手美術界を牽引した盛岡の絵画グループ「七光社」に参加し、花巻地域の美術運動の中核となる活動を展開した。萬鉄五郎(1885〜1927)が結成した「円鳥会展」にも参加している。