開館25周年記念 きのくにの三画人 第三部:野呂介石

田辺市 田辺市立美術館 TEL.0739-24-3770

開催期間:2021年12月25日(土)~2022年2月6日(日)

近世画壇で活躍した文人墨客の中で、後世に“紀州の三大文人画家”として名を遺した、祗園南海・桑山玉洲・野呂介石の画業を紹介。第三部では、先人の書画を徹底的に研究しながら山水画の真髄を追求し、当時の紀州画壇二大きな影響を与えた野呂介石(のろ・かいせき、1747〜1828)の画業を紹介。和歌山城下の町人の五男として生まれ、21歳で京都の池大雅(1723〜1776)に入門。後に大阪の木村蒹葭堂(1736〜1802)にも大きな影響を受けた。47歳で紀州藩士として出仕し、藩の仕事を行いながら多くの文人墨客と交流し、各地を旅して山水画を描くとともに、多くの弟子にその画風を教え伝えた。