鋳物・モダン—花を彩る銅のうつわ—

京都市 泉屋博古館 TEL.075-771-6411

開催期間:2021年3月13日(土)~5月16日(日)

中国では宋時代以降、古代青銅器を模倣した銅花器が、文人の書斎を飾る道具として珍重された。日本にも室町時代以降、数多くもたらされ、江戸時代にはそれをさらに模倣した銅花器が発達し、その伝統は近代へと受け継がれている。今展では、富山県出身の華道家・大郷理名(おおごう・りめい、1949〜)が収集し、富山大学芸術文化学部に寄贈した明治時代以降の銅花器コレクションを中心にして、日本近代銅花器の多種多様な造形と精緻な美しさを紹介する。