農民美術・児童自由画100年展

上田市 サントミューゼ上田市立美術館 TEL.0268-27-2300

開催期間:2019年11月30日(土)~2020年2月24日(月・振休)

1919年、版画家・洋画家として知られる山本鼎(1882〜1946)が始めた「農民美術運動」と「児童自由画教育運動」。農民の手工芸品として始まった「農民美術」の生産は、大正から昭和初期にかけて一時全国に広がったが、現在は、長野県上田地域の伝統的工芸品として定着している。正確な模写を評価する大正期の学校教育を打破し、子どもたちの創造性に着目した「自由画」の理念も、今日の図工美術教育の基礎として受けつがれている。100年を迎えた両運動の意義を振り返り、今後の可能性を探る。