西七条のえんま堂—十王と地獄の美術—

京都市 龍谷大学 龍谷ミュージアム TEL.075-351-2500

開催期間:2020年9月12日(土)~11月3日(火・祝)

京都市下京区西七条の「西七条えんま堂」(正法寺七条別院)は、1625年(寛永2)には既にこの地に前身となる十王堂として存在していたことが知られている。このたびの堂内の彫刻の調査により、園魔王を含む十王坐像11体が、鎌倉から室町後期にかけて、個別に作られた貴重な文化財であることが判明した。この特集展示では、これらの十王坐像および本尊の不動明王立像(江戸時代)を寺外で初公開するとともに、十王や閻魔にまつわる彫刻や絵画などの多彩な文化財を展示する。