茶入と茶碗—『大正名器鑑』の世界—

港区 根津美術館 TEL.03-3400-2536

開催期間:2021年6月1日(火)(会期変更)~7月11日(日)

茶入と茶碗の名物875点を取り上げ、銘の由来、大名物・名物・中興名物などの名物の分類、寸法、付属品、伝来、実見記、写真などさまざまな情報が記された茶人のための大名物図巻『大正名器鑑』(1921年〜1927年刊行、全9編11冊および索引)を編纂した高橋義雄(1861〜1937、号:箒庵(そうあん))と、根津美術館コレクションの礎を築いた初代・根津嘉一郎(1860〜1940、号:青山(せいざん))は茶の湯を通しての盟友だった。刊行100年を記念する今展では、館蔵の茶入と茶碗を中心に『大正名器鑑』の成立過程を概観。さらに刊行関連行事で用いられた作品を通して、高橋と根津の厚い友情について紹介する。サイトより日時指定予約のこと。