絵のある陶磁器〜仁清・乾山・永樂と東洋陶磁〜リニューアルオープンⅠ

中央区 三井記念美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年4月29日(金・祝)~6月26日(日)

江戸時代の京都では、京焼色絵磁器の完成者ともいわれる野々村仁清や、尾形光琳の弟で仁清に陶法を学んだといわれる尾形乾山(1663〜1743)らが絵のある陶磁器を制作。幕末には永樂家の了全(1770〜1841)・保全(1795〜1854)が出て、仁清写しや染付や金襴手のような中国陶磁の写しを焼いたが、その背景には京都に居住した三井家との親密な交流があった。その関係は幕末から明治の永樂和全(1823〜96)、昭和の永樂即全(1917〜1998)まで続いた。三井各家が旧蔵していた館蔵品の中から、仁清・乾山をはじめ、写しの世界ともいえる永樂保全・和全の陶磁器を中心に、そのもとになった中国陶磁もあわせて展観する。