第11回円空大賞展共鳴—継承と創造—

岐阜市 岐阜県美術館 TEL.058-271-1313

開催期間:2023年1月20日(金)~3月5日(日)

江戸時代に美濃国(現在の岐阜県の一部)に生まれ、修行僧として全国を行脚しながら約12万体もの神仏像を彫り続けたといわれる円空(1632〜65)。岐阜県では、円空の独創性や慈愛の精神を県の個性と捉え、1999年度より土着の伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している芸術家を「円空大賞」として顕彰している。第11回円空大賞では、さまざまな素材に着目し、全国各地の職工、染色職人と協力しながらテキスタイルデザインの可能性を追求し続ける須藤玲子(1953〜)が円空大賞に、David Nash(1945〜)、中島晴美(1950〜)、舟越桂(1951〜)、三島喜美代(1932〜)が円空賞に選ばれた。岐阜羽島市の円空仏7体と受賞者の作品が響きあう会場構成を試みる。