竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス

渋谷区 山種美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年9月19日(土)~11月15日(日)(会期変更)

近代京都画壇を牽引した日本画家・竹内栖鳳(1864〜1942)は、円山四条派の写生に基づく表現方法を身につけていたが、1900年のヨーロッパ旅行で西洋美術から強い影響を受け、実物を観察して描くことの重要性を実感。多くの生きものを間近で観察しながら作品を制作した。代表作である重要文化財《斑猫》(1924年)を4年ぶりに公開するとともに、栖鳳が動物を描いた作品17点を一挙に紹介。また、栖鳳に学んだ西村五雲(1877〜1938)、西山翠嶂(1879〜1958)、橋本関雪(1883〜1945)や、上村松篁(1902〜2001)、竹内浩一(1941〜)など動物表現を得意とする京都の画家、さらに小林古径(1883〜1957)、奥村土牛(1889〜1990)ら東京画壇を代表する画家たちによる個性豊かな動物画の優品39点を一堂に展示する。