竹の息吹き—人間国宝 勝城蒼鳳と藤沼昇を中心に

宇都宮市 栃木県立美術館 TEL.028-621-3566

開催期間:2020年10月31日(土)~12月20日(日)

重要無形文化財「竹工芸」保持者(通称・人間国宝)には、現在、栃木県在住の勝城蒼鳳(かつしろ・そうほう、1934〜)と藤沼昇(ふじぬま・のぼる、1945〜)の二人が認定されているが、竹工芸において1県から2名が認定されるのは初めてのことで、栃木の竹工芸の水準の高さを示している。二人の作品を中心に、栃木の竹工芸の源流ともいえる二代飯塚鳳齋(いいづか・ほうさい、1872〜1934)や飯塚琅玕齋(いいづか・ろうかんさい、1890〜1958)、歴代の人間国宝4名、現在活躍中の作家19名の作品、あわせて約100点により、海外でも高い評価を得ている竹工芸の魅力を紹介する。