福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧

福田美蘭（1963〜）は、東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業、同大学院修士課程修了後、1989年に史上最年少で安井賞を受賞、1991年第7回インド・トリエンナーレで金賞受賞など、国内外で活躍。絵画の新たな可能性に挑戦し、独自の展開を遂げてきた。2013年の「福田美蘭展」（東京都美術館）では、東西のよく知られた美術作品などを独自の視点で改変する作品を発表していたが、それ以来の大規模個展となる今展では、日本美術をテーマに1996年から2021年最新作まで38点を展示。自ら選んだ千葉市美術館所蔵の浮世絵、江戸絵画の名作を題材とした新作16点は、発想元となった作品とともに展示する。東京オリンピック開催や新型コロナウィルスへの視点も取り入れた、作家自身による作品解説も見逃せない。