田中一村展—千葉市美術館収蔵全作品—

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2021年1月5日(火)~2月28日(日)

田中一村(1908〜1977)は、千葉市に20年住み、50代になって奄美大島に移住。亜熱帯の花鳥や風土を題材にした独特の日本画を描いたが、生前それらの作品を公表する機会もなく無名のまま没した。作品の基礎的な調査を経て、その時点での新出資料を多数含む約250点の作品、資料により画家の新たな全体像を示して大きな反響のあった大規模回顧展「田中一村 新たなる全貌」(2010年、千葉市美術館、鹿児島市立美術館、田中一村記念美術館)から10年。この間に100点を超える作品・資料の寄託・寄贈を受け、とくに2018年度には、一村の最大の支援者であった川村家より、残る作品・資料の寄贈等を受けた。今展ではそれらの全てを初めて一堂に展示し、画家の生涯の未知の側面に迫る。