生誕110年記念 糸園和三郎展

大分市 大分県立美術館 TEL.097-533-4500

開催期間:2021年9月18日(土)~10月31日(日)

大分県中津市生まれの洋画家・糸園和三郎(1911〜2001)は、11歳のときに重い病を患うが、1927年、画家を志して上京。前田寛治(1896〜1930)が主宰する写実研究所で学び、1930年に春陽会で初入選を果たした。1931年より独立展に出品し、シュルレアリスムの有力新人として注目を集める。1939年、福沢一郎(1898〜1992)、麻生三郎(1913〜2000)らと美術文化協会、1943年、麻生、松本竣介(1912〜1948)らと新人画会の結成に参加。今展では、初期から戦後の社会性の強い作品群、さらに詩情とヒューマニズム溢れる晩年へと変遷する糸園の画業を代表作により振り返る。スケッチブックや画材などの関連資料も展示。