生誕110年・没後30年 絵本画家・赤羽末吉展『スーホの白い馬』はこうして生まれた

静岡市 静岡市美術館 TEL.054-273-1515

開催期間:2020年10月3日(土)~11月29日(日)

22歳で満洲(中国東北部)に渡った赤羽末吉(1910〜1990)は、1943年、取材旅行で訪れた内蒙古(現・内モンゴル自治区)の壮大な風景に感動し、大量の写真やスケッチに収め、引揚げ時に命がけで持ち帰った。50歳で絵本画家としてデビューした赤羽は、80歳で亡くなるまでの間に約80冊の絵本を発表したが、内蒙古取材時の資料をもとに描いた代表作『スーホの白い馬』は、国内外で多数受賞し、今も読み継がれている。ちひろ美術館が所蔵する絵本原画や取材資料、デビュー前に描かれた作品など約300点により、赤羽の画業の全体像を紹介。