王羲之と蘭亭序東京国立博物館・台東区立書道博物館連携企画20周年

台東区 東京国立博物館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル) / 台東区立書道博物館 TEL.03-3872-2645

開催期間:2023年1月31日(火)~4月23日(日)

書が芸術として自覚され、多くの能書が輩出した中国の魏晋時代。中でも東晋時代に活躍した王羲之(おう ぎし、303〜361)は、その最晩年に伝統の束縛から離れ、普遍的な美しさを備えた先進的な書法を獲得し、後に書聖と崇められた。353(英和9)年、王羲之は会稽山(現在は浙江省紹興市)の蘭亭に名士を招いて曲水の宴を催し、宴で詠まれた詩集の序文を揮毫。この書が草稿ながら王羲之自ら最高傑作と認める「蘭亭序」として、真跡は現存しないが、多くの模本や拓本によって伝えられている。東京国立博物館・台東区立書道博物館連携企画の20回目として、改めて王羲之と蘭亭序に焦点を当てる。前後期で展示替えあり。