狩野派—画壇を制した眼と手—

千代田区 出光美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年2月11日(火・祝)~3月1日(日)(会期変更)

室町時代から江戸時代まで400年にわたって注文者や時代の求めに応じて多彩な画風を操り、画壇において中心的な役割を担った狩野派の画家たちは、過去に生み出された中国・朝鮮・日本の絵画を学び、それを模倣することで図様や技法を習得することを重視した。さらに、作品の評価を望む所有者たちが狩野派のもとに古画を持ち込み、真贋の判断や筆者の比定が求められるようになり、ますます古画と出会う機会が増えてくる。今展では、狩野派の画家たちが記した外題(げだい)や添帖(そえじょう)=いわゆる鑑定書とともに伝えられてきた絵画も展示する。