狩野派と土佐派幕府・宮廷の絵師たち

港区 根津美術館 TEL.03-3400-2536

開催期間:2021年2月25日(木)~3月31日(水)(会期変更)

狩野派の祖である狩野正信(1434?〜1530)は、室町時代に漢画の絵師として8代将軍・足利義政(在職:1449〜1473)に仕えて流派の礎を築き、漢画様式を確立し、さらに漢画とやまと絵を融合した2代・元信(1476?〜1559)以後、約400年にわたって日本の画壇に君臨した。伝統的なやまと絵の絵師集団・土佐派は、狩野正信と同時期の土佐光信(1434?〜1525)の活躍により栄華を極め、当主の戦死などにより一時は狩野派が主流となるが、江戸時代前期に宮廷の絵師として復活を遂げた。根津美術館が所蔵する狩野派と土佐派の作品を中心に、室町〜江戸時代に幕府や宮廷の御用を務めた絵師たちの作品を紹介する。