澄川喜一そりとむくり

横浜市 横浜美術館 TEL.045-221-0300 

開催期間:2020年2月15日(土)(2月29日(土)〜臨時休館)~2月28日(金)(会期変更)

木という自然素材と向き合い、その中に「反り(そり)」と「起り(むくり)」という本質的なかたち・美を見出し、ライフワーク「そりのあるかたち」シリーズの制作を続ける彫刻家・澄川喜一(1931〜)の60年を超える作家活動の原点、展開と到達点を明らかにする首都圏の公立美術館における初の大規模な回顧展。東京藝術大学で平櫛田中(1872〜1979)と菊池一雄(1980〜1985)から彫刻の基本を学んだ澄川は、1980年代以降、全国各地の野外彫刻を手がけ、建築分野などとの協働による公共空間における造形にも精力的に取り組んだ。東京スカイツリーのデザイン監修など、屋外彫刻・環境造形の仕事は、全国28都道府県120点以上に及んでいる。東京藝術大学学長(1995〜2001年)をはじめ、教育者としても多大な業績を残した。