漆—東洋の美を彩る素材

京都市 泉屋博古館 TEL.075-771-6411

開催期間:2022年5月28日(土)~7月3日(日)

塗料・接着剤として用いられる漆は、長い時間をかけて地域ごとに独自の技法が生まれた。今展では、中国、朝鮮、日本の多彩な漆工品について、それを生み出した技法とともに紹介。住友コレクションの漆工品は、茶室、能舞台、香席、酒宴、書斎などさまざまな場で用いられた「実用」の品だった。修復後初公開となる中国・明時代の2つの堆黄盆《龍図堆黄円盆》(1589年)、《双龍図堆黄長方盆》(1592年)を例として、最新の修復技術も紹介する。