渡辺省亭欧米を魅了した花鳥画

台東区 東京藝術大学大学美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年3月27日(土)~5月23日(日)

16歳で歴史画家・菊池容斎(1788〜1878)に入門した渡辺省亭(1852〜1918)は、1875年、起立工商会社に入社し、輸出用工芸図案を担当。1878年のパリ万博への出品を機に、日本画家として初めて渡仏し、エドガー・ドガ(1834〜1917)をはじめ印象派の画家たちと交流。帰国後、万博への出品やロンドンでの個展などにより海外で高い評価を得た。1889年のパリ万博では、省亭の原画、濤川惣助(1847〜1910)制作の《七宝荒磯鶚図額》が名誉大賞を受賞し、二人の共作は東宮御所(現・迎賓館赤坂離宮)の七宝額として現存する(原画は東京国立博物館蔵)。画業の後半は、画壇との距離を置いて制作していた省亭の画業の全貌を紹介する初の展観。メトロポリタン美術館など国内外の美術館や個人コレクターの作品を含む約100点(展示替えあり)を紹介する。【公式ホームページ】

岡崎市美術博物館 2021年5月29日(土)〜7月11日(日)
佐野美術館(静岡) 2021年7月17日(土)〜8月29日(日)