浅沼弘展

盛岡市生まれの浅沼弘（旧姓・佐々木、1932〜2012）の没後初の遺作展。戦後まもなく開校した岩手県立美術工芸学校で学び、卒業は上京して独立展を中心に活躍していたが、1960年代に入ると地元での活動に切り替え帰郷。盛岡の若手画家たちが結成した精鋭美術グループ「N39」に参加した。1995年に萬鉄五郎記念美術館で開かれた浅沼自身による自選展以来の展覧会で、初期から晩年まで画業の全体像を紹介する。